
BenQ社製の発売されているゲーミングモニターの特徴や、モデル別の違いを比較表にまとめて書いています。
BenQ社製ゲーミングモニターの特徴
BenQ社製のゲーミングモニターは、eスポーツの世界大会等で使われていると同時に、沢山のプロゲーマーが使っているモニターでもあります。
応答速度とリフレッシュレート値が高いだけではなく、視認性を高める Black eQualizer機能 を搭載している「FPSに最適なゲーミングモニター」です。
BenQ社製ゲーミングモニターの機能
BenQ社製のゲーミングモニターの機能についての簡単な説明。
リフレッシュレート

リフレッシュレートとは「1秒間で画面を更新できる回数」を表し、数値が高いと、敵の動きを細かく映し出すことが可能になります。
画像を見ると、残像が残っているようにも見えてしまいますが、これは「同じ時間で映し出される敵」をイメージした画像です。
リフレッシュレート値が高ければ高いほど、敵の動作は細かく描写され、視認性の向上へと繋がります。
当然、残像が残る原因には成りません。
BenQ社製のゲーミングモニターは、144Hzや240Hzと言った高いリフレッシュレート値が出るため、非常に滑らかな映像になります。
FPS用のゲーミングモニターを選ぶ時は、120Hz以上のものを目安に選ぶと良いです。
Black eQualizer

画像を見てもらえれば分かる通り、Black eQualizer機能は「画面を見やすくしてくれる機能」です。
上手い人のプレイ動画等を見て「そこに敵いたの?全然見えなかった…」と思うこともあると思います。
それは「あなたがPC/スマホ上で見る映像」と「実況者がゲーミングモニターで見る映像」では視認性に大きな差が出てしまうからです。
特に、ステージ上の暗い場所等では、非常に敵が見えにくくなってしまいます。
そう言った視認性をサポートする機能が『Black eQualizer機能』です。
ちなみに、BenQ社製以外のゲーミングモニターにも似たような機能が搭載されています。
フリッカーフリー

フリッカーフリーとは、ディズプレイに映し出される映像にちらつき(黒い線)が発生しないものになります。
目が疲れにくく、長時間プレイにも適しているモニターと言うことです。
CV(Color Vibrance)

色の鮮やかさを調整することにより視認性が高めれます。
S Switch

「S Switch」は、ゲーミングモニターの設定を切り替えるためのスイッチです。
ゲーム毎に最適な設定が変わってくるため、あらかじめ設定を複数保存しておき、S Switchで簡単に切り替えられるようになります。
DyAc技術
zowie独自の技術「DyAc(ダイナミックアキュレシー)」が搭載されているモニターは、激しい動作でも映像を明瞭に映し出してくれます。
これにより、カメラワークの激しいFPS/TPSゲーム等でも、しっかりと敵を視認することが可能です。
全てのモニターに搭載されている訳ではなく、一部の高性能モニターにしか搭載されていない機能になります。
BenQ社製のゲーミングモニターを比較
BenQ社製のモニターは大きく分けて「BenQ」と「BenQ ZOWIE」の2種類があり、ゲーム用に作られているのは「BenQ ZOWIE」の方になります。
以下、ゲーミングモニターBenQ ZOWIEシリーズの比較です。
BenQ ZOWIE XLシリーズを比較
XLシリーズは、FPSプロゲーマーが携わって「FPS用のゲーミングモニター」として開発されました。
世界大会等でも使われているモニターで、非常に多くのFPS/TPSプロゲーマーが使っているゲーミングモニターでもあります。
応答速度は1ms、リフレッシュレートは144Hz以上、視認面で有利に立てるように…と設計されているのは伊達じゃありません。
XLシリーズの比較表(24/24.5V型ゲーミングモニター)
| モデル | XL2411P | XL2430 | XL2540 | XL2546 |
|---|---|---|---|---|
| 画面 | 24 | 24 | 24.5 | 24.5 |
| リフレッシュレート | 144hz | 144hz | 240hz | 240hz |
| 解像度 | 1920x1080 | |||
| 応答速度 | 1ms | |||
| 入出力端子 | ||||
| D-sub | - | ✓ | - | - |
| DVI-DL | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| HDMI | x1 | x2 | x2 | x2 |
| DP1.2 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| Headphone Jack | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| Mic Jack | - | ✓ | ✓ | ✓ |
| 搭載機能 | ||||
| モデル | XL2411P | XL2430 | XL2540 | XL2546 |
| DyAc | - | - | - | ✓ |
| 高さ調節 | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| Black eQualizer | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| Color Vibrance | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| S Switch | - | ✓ | ✓ | ✓ |
| フリッカーフリー | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
| ブルーライト軽減モード | ✓ | ✓ | ✓ | ✓ |
選ぶ時のポイントは、リフレッシュレート、DyAc技術の搭載有無、HDMIポート数です。
・リフレッシュレート
まず最初に、リフレッシュレートは無理に240Hzのモニターを選ぶ必要はありません。
144Hzもあれば十分滑らかな映像になるため、金銭面に余裕のある方、少しでも視認性を上げたいと言う方だけが選べば良いです。
・HDMI
次にHDMIポート数は、プレイ動画を撮る人、複数ゲーム機で遊ぶ人等はポート数が2つ以上のものがおすすめです。
・DyAc
最後はDyAc技術の搭載についてですけど、値段が高くなってしまうため、これも金銭面に余裕のある人だけで良いです。
とは言ったものの、DyAc技術が搭載されていると確実に視認面が良くなりますし、買う価値は十分にあります。
性能面からは絶対に不満が出ないぐらい良いものなので、思い切って 『XL2546』等の高性能モニターを買ってみるのも良いかもしれません。
テレビやモニターは10年以上持つものなので、欲しいと思った方は妥協せずに選んでも後悔しないはずです。
XLシリーズの比較表(27V型ゲーミングモニター)
| モデル | XL2720 | XL2730 | XL2735 |
|---|---|---|---|
| 画面 | 27 | 27 | 27 |
| 解像度 | 1920x1080 | 2560x1440 | 2560x1440 |
| リフレッシュレート | 120Hz | 144Hz | 144Hz |
| 応答速度 | 1ms | 1ms | 1ms |
| 入出力端子 | |||
| D-sub | ✓ | ✓ | - |
| DVI-DL | ✓ | ✓ | ✓ |
| HDMI | x2 | x2 | x2 |
| DP1.2 | ✓ | ✓ | ✓ |
| Headphone Jack | ✓ | ✓ | ✓ |
| Mic Jack | - | ✓ | ✓ |
| 搭載機能 | |||
| モデル | XL2720 | XL2730 | XL2735 |
| DyAc | - | - | ✓ |
| 高さ調節 | ✓ | ✓ | ✓ |
| Black eQualizer | ✓ | ✓ | ✓ |
| スピーカー | ✓ | ✓ | ✓ |
| Color Vibrance | - | ✓ | ✓ |
| S Switch | ✓ | ✓ | ✓ |
| フリッカーフリー | ✓ | ✓ | - |
| ブルーライトカット | ✓ | ✓ | ✓ |
少し画面の大きいモニターが欲しい人は『27型ゲーミングモニター』を選びましょう。
BenQ ZOWIE RLシリーズを比較
RLシリーズは、RTSプロゲーマーが携わって開発された「テレビゲーム向きのゲーミングモニター」です。
こちらの製品は、リフレッシュレートが60Hzと高い訳では無いので、PCモニター用に買うのはおすすめしません。
しかし、テレビゲーム用途で考えた場合は別です。
テレビゲームはリフレッシュレート60Hz以上に対応していないため、144Hzのモニターを買っても性能が発揮されることはありません。
もちろん、144Hzのモニターよりも、60Hzモニターの方が値段も安いです。
RLシリーズの比較表
| モデル | RL2455 | RL2460 | RL2755 |
|---|---|---|---|
| 画面 | 24 | 24 | 27 |
| 解像度 | 1920x1080 | ||
| 入出力端子 | D-sub / DIV / HDMI | ||
| 応答速度 | 1ms | ||
| リフレッシュレート | 60Hz | ||
| HDMIポート | x2 | x3 | x2 |
| 高さ調節 | - | ✓ | - |
| Black eQualizer | ✓ | ✓ | ✓ |
| スピーカー | ✓ | ✓ | ✓ |
| フリッカーフリー | ✓ | ✓ | ✓ |
| ブルーライト軽減モード | ✓ | ✓ | ✓ |
主な違いは、画面サイズ、HDMI接続ポート数、高さ調整機能の有無になるため、上記の中から好きなものを選べば良いです。
液晶パネルは同じ性能のものが使われているので、見え方が変わることはありません。
BenQ GLシリーズ
こちらも「RLシリーズ」と同じく、テレビゲーム向けのゲーミングモニターになります。
応答速度は2msになってしまいますが、十分な応答速度が出ているので、気にする必要はありません。
ただ、Black eQualizer機能が備わっていないため、FPSゲーム等では視認性が悪くなってしまいます。
低遅延モニターなら問題の無い格闘ゲーム等であれば、値段の一番安い『GL2580HM』がおすすめです。
まとめ:シリーズ別のゲーミングモニター比較表
| モデル | XLシリーズ | RLシリーズ | GLシリーズ |
|---|---|---|---|
| 価格 | 30,000円~ | 21,000円~ | 15,000円~ |
| 応答速度 | 1ms | 1ms | 2ms |
| リフレッシュレート | 144Hz~240Hz | 60Hz | 60Hz |
| DyAc | ✓ | - | - |
| Black eQualizer | ✓ | ✓ | - |
| スピーカー | - | ✓ | ✓ |
※価格は投稿日(2018/6/7)時点でのアマゾン価格です。一番安いモデルの値段を書いているので価格目安にして下さい。
・XLシリーズ → PC用
・RLシリーズ → テレビゲーム用(FPS/TPS等)
・GLシリーズ → テレビゲーム用(その他)
簡単にまとめると、上記の様な選び方をすれば間違いありません。








