この記事では、対物攻撃力アップの効果と、対象物別のダメージ倍率について見やすくまとめています。
また、対物ギアが必要となる武器等も詳しく解説しているので、良ければギア構成の参考にしてみて下さい。
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対物攻撃力アップの効果
対物攻撃力アップの効果は「プレイヤー以外に与えるダメージに倍率補正が掛かる」と言う効果です。
ダメージ補正は対象物によって倍率に差があるんですけど、攻略Wikiサイトに詳しい情報が書かれていました。
対物攻撃力アップの対象物別ダメージ倍率表
参照記事:ギアパワー - Splatoon2 - スプラトゥーン2 攻略&検証 Wiki*
対象 | 倍率 |
---|---|
ガチホコバリア | 1.1倍 |
ナイスダマのアーマー | 1.1倍 |
インクレール | 1.15倍 |
スポンジ | 1.25倍 |
スプラッシュシールド | |
イカスフィア | 1.3倍 |
バブルランチャー | |
インクアーマー | 3倍 |
ハイパプレッサーのみ1.25倍 | |
スプリンクラー | 10倍 |
ジャンプビーコン |
【注意】対物ギアは「傘」に効果無し
多くの方は知っていると思いますが、シェルター系統の傘に対しては、対物ギアのダメージ補正が一切掛かりません。
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対物攻撃力アップの役割と採用するべき武器について
ホコ割り強化
対物ギアと言えば、多くの方が「ホコバリアのために付ける」と思っている方が多いと思いますが、実際には、ホコ割りのためだけに対物ギアを付けるのは微妙です。
と言うのも、対物ギアのホコバリアに対するダメージ倍率が「1.1倍」と大きいものではなく、ホコ割り合戦に勝てる程の強化が施されないからです。
ホコ割りに勝つための具体的な要因は、ホコ割りに参加している敵味方の人数差があったり、両チームの総DPS差が大きく離れているケース(総DPS差±50以上)が多かったりします。
※DPS=1秒間に与えるダメージのこと
実際に、どれ程のDPS差が武器ごとにあるのか見てみましょう。以下の表をご覧ください。
ホコ割りDPS 450~500 | ||
---|---|---|
ランキング | 武器 | DPS |
1 | スパッタリー | 540.0 |
2 | ボールドマーカー | 501.6 |
3 | パブロ | 462.8 |
4 | 疑似確14式竹筒銃 | 461.0 |
5 | スプラマニューバー | 450.0 |
オーバーフロッシャー | ||
ホコ割りDPS 200~300 | ||
ランキング | 武器 | DPS |
44 | ダイナモローラー | 294.5 |
45 | スプラチャージャー | 290.9 |
46 | ボトルガイザー(単発) | 285.0 |
47 | ホットブラスター | |
48 | デュアルスイーパー | 280.0 |
49 | ノーチラス | 277.3 |
50 | Rブラスターエリート | 267.7 |
51 | H3リールガン | 267.5 |
52 | ソイチューバー | 266.6 |
53 | リッター4K | 253.4 |
54 | クーゲル(長射程モード) | 240.0 |
ジェットスイーパー | ||
56 | ロングブラスター | 237.5 |
57 | スパイガジェット | 221.5 |
上記の表は、ホコ割りDPSの理論値を求めたものをランキング形式にしたものを、一部抜粋したものとなります。
全武器のホコ割りDPSや、全ホコ割りDPSランキングについては、下記リンクに全て書いているので、知りたい方は読んでみて下さい。
関連記事:【スプラトゥーン2】全武器のホコ割りDPSランキング表【ガチホコ】
この様に、ホコ割りDPSを上位武器と下位武器で比較してみると、1.5~2.5倍ものDPS差があるため、対物ギアの「1.1倍」と言う効果量よりも、武器別のDPS差による影響の方が圧倒的に大きいのです。
これが、ホコ割りのためだけに対物ギアを付ける意味があまり無い一番の理由になります。
ただ、スパッタリー/ボールドマーカー/オーバーフロッシャー等のギア枠に余裕があり、ホコ割りDPSが非常に高い武器であれば、対物ギアを採用するも悪くありません。
実際にガチホコ王冠勢でも、上記3武器には対物ギアを付けている方も見かけることがあります。(パブロも付けて良いかも)
一つ言えることは、ジェットスイーパー等の極端にホコ割りDPSが低い武器には、対物ギアは不要だと言うことです。
もし、ホコ割りを強化するために付けている方は、他のギアの採用も考えてみて下さい。
ナイスダマ対策
ダメージ倍率は1.1倍になっており、ナイスダマのアーマー耐久値が(470)なので、対物ギアを付けると、アーマー割りに必要なダメージは「427.2」となります。
計算式:470×10÷11=427.2727…
・ナイスダマのアーマー割り速度の計算式
対物ギア(無)= 470 ÷(与ダメージ×0.6)
対物ギア(有)= 470 ÷(与ダメージ×0.6×1.1)
※シューター系統の武器は、ナイスダマアーマーに対するダメージ倍率が0.6倍に設定されています。
これらを基に、対物ギアを付けた状態と、付けていない状態で割る速度を比較してみたものが下記の表になります。
武器 | 対物ギア(無) | 対物ギア(有) | ||
---|---|---|---|---|
必要弾数 | 割り速度 | 必要弾数 | 割り速度 | |
パブロ | 11.1=12発 | 77F | ||
スパッタリー | 21.7=22発 | 88F | ||
スプマニュ | 26.1=27発 | 108F | 23.7=24発 | 96F |
ボールド | 20.6=21発 | 105F | 18.8=19発 | 95F |
シャプマ | 27.9=28発 | 140F | 25.4=26発 | 130F |
スプシュ | 22.3=23発 | 138F | 20.4=21発 | 126F |
疑似2プライム | 15.7=16発 | 128F | 14.2=15発 | 120F |
こちらも、ホコ割りと同様に大きな効果が得られませんね。
インクアーマー対策
インクアーマーの耐久値は(30)なので、与ダメージ(30)を下回るシューター武器は、アーマーを割るのに必要な弾数が(+2)されてしまいます。
確殺に必要な弾数が(-1)されるだけで、大きく撃ち合いが強くなる「疑似確武器」のことを考えれば、インクアーマーを割る弾数を減らすことの重要性がわかりやすいかもしれませんね。
対インクアーマー用としての運用は、主に、わかばシューター/シャープマーカー/プロモデラー/N-ZAP/クアッドホッパー/デュアルスイーパー等です。
ただ、メイン性能アップギアによって与ダメージを上げられる、シャープマーカー/クアッドホッパー/デュアルスイーパーに関しては、対物ギアよりもメイン性能アップが優先されています。
それ以外の残った武器は、そもそも、撃ち合いが強い武器ではないため、対物ギアを捨てて、インクアーマー状態の敵は無理に撃ち合わない立ち回りを取る方も多いです。
現状では、ハイパープレッサーのダメージ倍率も大幅に弱体化されてしまったため、インクアーマー対策として運用する価値は、そこまでありません。
ギア枠が余っていないければ、他のギアを優先して付けることをおすすめします。
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バブルランチャーの即割用
ボム→バブルランチャー2発→ボム…これで即割が可能な、スプラッシュボム/キューバンボム/トーピードを持っている武器には、必須レベルのギアになっています。
バブルランチャーの即死範囲に入っていると、相手が即割をミスらない限り、絶対にデス回避することができません。(トーピード除く)
対物ギアが必須になる武器は、おちばシューター/プライムシューターコラボ/ボトルガイザーフォイル/スプラローラーベッチューになります。
上記の武器を使っている場合は、必ず、対物ギアを装備して、バブルランチャーの即割を習得しておきましょう。
その他の武器では、他のギア枠に圧迫されて採用枠が余っていないかったり、そもそも、即割が確定しないので、そこまで採用する意味が無かったりします。
・バブルランチャー対策用ギアとしての運用について
即割が出来ないエクスプロッシャー等は、特定の場所からの侵入を抑制したり、敵が泡を壊す様にバブルランチャーを使います。
この様な行動に対しては、対物ギアの効果が大きく発揮されます。
ただ、この様な使い方をする武器が現状では非常に少なく、例えば、エクスプロッシャーならカスタムの方が強く、リッターならスプラチャージャーの方が強い等、ガチマッチでは見かける比率が低いです。
見かけるのは即割が可能な武器ばかりで、そもそも、対物を付けていようが、いまいが、即死範囲から逃げるしか方法の無い武器になっています。
つまり、対物ギアが意味を成さないため、バブルランチャー対策としての使用用途も現状では付ける価値がありません。
イカスフィア対策
イカスフィアの素の耐久値が(400)なので、これに1.3倍の倍率が付く対物ギアは、対イカスフィア用として非常に効果的です。
1撃で倒せるボムを持っていれば(180)以上のダメージが与えられるため、ボムをぶつけれれば、一人だけでも十分壊せる場面が増えるでしょう。
ギア枠に余裕が余ったら付けておきたい…と上位勢が言っていたりする理由は、このイカスフィア対策になることが一番だったりします。
この用途に関しては、全武器に付けても良いぐらい優秀です。
ただ、敵にイカスフィア持ちがいないと腐ってしまうので、ガチマッチでは優先的に組み込むほどのギアでもありません。
ギミック/身代わり盾対策
スプリンクラーやジャンプビーコンを簡単に壊せたり、インクレールやスポンジを素早く膨らませられる効果は、あって損をする効果ではありませんが、かと言って、無いと困る効果では全くありません。
唯一、スプラッシュシールドに対しての倍率が1.25倍と高めなので、ボムを絡めれば恩恵を大きく感じられるでしょう。
しかし、スプラッシュシールドの耐久値は(800)と非常に高く、1秒毎に耐久値が(-120)されますが、展開されてしまうと、確実に不利な撃ち合いになってしまいます。
そもそも、無理にシールドを壊してまで倒さなければいけない状況自体が少ないため、結局、優先度は高くならないのです。
まとめ:対物攻撃力アップを付けるべき武器
①即割可能なバブルランチャー持ち
②ホコ割り強化
③ナイスダマアーマー対策
④インクアーマー対策
⑤イカスイア対策
⑥ギミック/身代わり盾対策
結論を言ってしまえば、即割が可能なバブルランチャー持ち以外の武器には、必須となる程のギアではありません。
むしろ、それ以外の用途で付けている方がいたら、他のギアの採用も考えた方が良いくらいです。
例えば、スパジャン短縮、スペ減、安全靴、爆風軽減、ステルスジャンプ…等々、メイン1つ分の枠があれば、役立つ場面の多いギアが組み込めてしまいます。
対物ギアは付けていて損するギアでは無いですが、それよりも汎用性の高いギアを付けた方がガチマッチには有効だったりするので、一度考えてみては如何でしょうか。
関連記事:【スプラトゥーン2】サブ0.1付けるだけで強力な効果が得られるおすすめの調整ギアパワーを紹介!
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