この記事では、ニンテンドースイッチのロード時間を短縮する方法を紹介しています。
結論から先に書いておくと、ロード時間の短縮効果について調べてみた結果、確実に効果は得られるものの、それほど大きな効果は得られないことが分かりました。
スポンサーリンク
目次
ニンテンドースイッチのロード時間短縮方法
ニンテンドースイッチ本体を「アップデート」する
Oh my. The update DID improve Shrine loading times, pog! pic.twitter.com/Mdr3onYudk
— Alexis de Champris (@Pikastroff) 2019年4月26日
・ロード時間30%以上短縮
スイッチ本体を「バージョン8以上」に更新するとロード中のみ「CPU性能を約1.75倍向上」させる「オーバークロック」が可能になります。
この機能のおかげで、ロード時間を大きく短縮することが可能です
上記の検証動画では「16.76秒」⇒「11.31秒」にまでロード時間が短縮されていますね。
ただ、ソフト側で対応している必要があり「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「スーパーマリオ オデッセイ」等、一部のゲームのみ、このオーバクロック機能が使われています。
※バージョン8.0.0は「2019/4/16」に配信されており、ほぼ全ての方にアップデートが適用されているはずです。また、アップデートさえすれば自動的にロード時間が短縮されます。今後のアップデートで対応するソフトもあるかもしれないので、細目にアップデートした方が良いでしょう。
ダウンロード速度は「スリープモード」で行うと速くなる
・「起動状態」と「スリープモード」のダウンロード時間比較動画
「GameXplain」の動画で、ニンテンドースイッチの状態(起動状態orスリープ状態)によって、ダウンロード時間に差が出るのか…と言う検証が行われていました。
検証は4回ずつ行われ、それぞれの平均時間を比較しています。
・ダウンロード時間の比較検証結果
起動状態 | スリープ状態 | 短縮時間 | |
---|---|---|---|
1回目 | 9:05 | 9:00 | - |
2回目 | 11:20 | 9:40 | - |
3回目 | 10:51 | 8:45 | - |
4回目 | 9:45 | 8:00 | - |
平均 | 10:15 | 8:51 | 1:24(約15%短縮) |
この検証動画では、スリープ状態にすることで「ダウンロード時間が約15%短縮できる」と言う結果が出ました。
ダウンロード時間を少しでも短縮したい方は、ゲームを遊びながらではなく、スリープ状態にして待った方が良いみたいです。
ロード時間は「ダウンロード版ソフト」の方が短い
ニンテンドースイッチは、ゲームデータの読込方法によって「ロード時間の長さ」が変わることが分かっています。
そして、読込方法は下記の3つです。
- 本体内蔵メモリ
- マイクロSDカード
- ゲームカード
起動時間を比較した検証動画
下の動画は、ゲームデータの読込方法によって起動時間に差があるのか…と言う検証動画です。
・「スーパーマリオ オデッセイ」の起動時間の比較結果
「スーパーマリオ オデッセイ」の起動時間 | |
---|---|
本体内蔵メモリ | 31.44秒 |
マイクロSDカード | 32.88秒 |
ゲームカード | 37.21秒 |
上記の検証動画では「37.21秒」⇒「32.88秒」になっているので、起動時間は「約4.5秒」短縮されている結果になっています。
本体内蔵メモリーなら、より速く、起動時間が「約6秒」も短縮されていますね。
これぐらいの差が色んなロード場面で出てくるのであれば、かなり大きな差になる…と言えるのではないでしょうか。
様々なロード時間を比較した検証動画
読込時間の比較検証をされている動画が他にもありました。
下の動画では『ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド』の様々なロード場面における「ロード時間」が比較されています。
ロード時間の差は下記の通りでした。
読込方法 | 内蔵メモリ | マイクロSDカード | ゲームカード | |
---|---|---|---|---|
16GB | 64GB | |||
場面① | 30.42秒 | 34.07秒 | 34.27秒 | 35.45秒 |
場面② | 24.09秒 | 26.21秒 | 26.41秒 | 27.05秒 |
場面③ | 8.47秒 | 9.21秒 | 9.22秒 | 9.33秒 |
場面④ | 27.42秒 | 30.56秒 | 31.13秒 | 32.41秒 |
場面⑤ | 18.49秒 | 19.51秒 | 20.07秒 | 20.35秒 |
場面⑥ | 21.58秒 | 23.00秒 | 23.51秒 | 24.17秒 |
合計時間 | 130.47秒 | 142.56秒 | 144.61秒 | 148.76秒 |
内蔵メモリが速いのは明白ですが、マイクロSDカードを使ったとしても、そこまで大きな差が出る訳ではありませんでした。
スポンサーリンク
ロード時間は「マイクロSDカード」の性能によって変わる
Switch ゲーム 起動速度比較 ご要望により内蔵メモリーを追加(*'▽'*)
ゲームカード、Switch内蔵メモリー、サンディスク エクストリーム microSD、サンディスク エクストリーム プロ microSDでの比較動画です。 pic.twitter.com/q6uRE5FDQj— サンディスク (@SanDiskJP) 2017年3月3日
上記の動画を見てもらえば分かる通り、使用するマイクロSDカードによっても、ロード時間が変わります。
ロード時間が短くなるマイクロSDカードの条件
・ロード時間は「読込速度」で決まる
ロード時間とは「データを読み込んでいる時間」のことなので、ロード時間を短縮したい方は「読込速度」が速いマイクロSDカードを選べばOKです。
ただ、使用するマイクロSDカードによって短縮される時間はわずかなので、体感時間は変わらないかもしれません。
最近のマイクロSDカードは、大半が「最大読込速度80~100MB/秒」となっていますが、古いものだと「最大読込速度25MB/秒」を下回る製品もあります。
そう言った「読込速度が遅い製品」を使用していると、ロード時間が長すぎる…と言ったことが常に起こってしまうでしょう。
もし、極端にロード時間が長いな…と感じている方は、任天堂が推奨しているスペックを満たしているマイクロSDカードを使ってみて下さい。
関連記事:【Nintendo Switch】おすすめの高速マイクロSDカードを紹介!推奨スペック目安と選び方について解説!
・ダウンロード時間は「書込速度」で決まる
ダウンロードする時は「本体内蔵メモリ」か「マイクロSDカード」の中にデータを書込作業が行われています。
つまり、影響する項目は「書込速度」です。
勘違いされない様に書いておきますが、データのロード時間を決める「読込速度」がいくら速くても、ダウンロード時間は短縮されません。
マイクロSDカードの中には「読込速度」が速いものの、ダウンロードで重要となる「書込速度」は遅い製品も少なくないです。
もし、ダウンロード時間も短縮したい方は「書込速度」が優れているものを選んでみて下さい。
高速マイクロSDカードの紹介
転送速度に関しては『Samsung』のマイクロSDカードが非常に優れていますが、性能が優れている分、他の製品よりも少しだけ値段が高くなっています。
特に、低容量マイクロSDカードの中では値段が高めなので、64GB以下の容量なら他の製品と比較してから購入した方が良いです。
コスパに優れたマイクロSDカードだけを紹介している記事があるので、良ければマイクロSDカードを選ぶ参考にして下さい。
関連記事:【Nintendo Switch】おすすめの高速マイクロSDカードを紹介!推奨スペック目安と選び方について解説!
それでも、高速マイクロSDカードが欲しい…と言う方は『Samsung』のマイクロSDカードがおすすめです。