この記事では、PS4等のFPSゲームに最適なおすすめのゲーミングアンプを紹介しています。
USB-DACとか、外付けサウンドカードとか、ヘッドホンアンプ等と呼ばれているものと同じなので、ここで紹介しているものを良ければ参考にしてみて下さい。
ゲーミングアンプとは?
アンプとは「増幅する」という意味を持つ『アンプリファイア』の略称で、音量を増幅させる機器のことを指します。
ただ、ゲーム用途に作られたアンプには他の機能が追加されていることが多く『USB-DAC』や『外付けサウンドカード』等とも呼ばれることがあり、混乱している人も多いかもしれませんね。
この記事では、音量/音質の向上、サラウンド機能が使えるもの、そして、ゲーム用途向けに作られているアンプを『ゲーミングアンプ』として紹介しています。
ゲーミングアンプの機能
①音量アップ
②ノイズ軽減+音質向上
③サラウンド対応化
④イコライザー調整
⑤ミキシング機能
ゲーミングアンプの主な機能は上記の5つ。
・音量アップ
ゲーミングアンプには音量を拡大する機能があるので、ヘッドセットの最大ボリュームを上げることが可能です。
ヘッドセットには「抵抗(Ω)」と言うスペックがあり、この値が大きいとノイズが軽減される反面、最大音量が小さくなってしまう欠点を持ち合わせています。
ヘッドセットの音量が不足していると感じる方は、抵抗の少ないヘッドセットに買い替えるか、ゲーミングアンプを用意すると良いです。
・音質向上(ノイズ軽減)
ゲーム機やパソコンの内部にはノイズが発生しているため、ヘッドセット等を直接繋いでしまうと悪影響を受けてしまいます。
具体的には、ホワイトノイズ等の雑音が混じり、索敵に必要な音が聞こえにくくなってしまう等です。
ゲーミングアンプにはノイズを軽減する効果がある上に、音質自体も向上するので、索敵面で有利に働いてくれます。
・サラウンド対応化
ここで紹介しているゲーミングアンプには「ステレオ音声」を「サラウンド音声」に変える機能が付いています。(=バーチャルサラウンド機能)
全ての「ステレオヘッドセット」が「サラウンドヘッドセット」として使えるのです。
サラウンド音声の方が索敵しやすいと感じる人は多いですし、ゲームや映画等で迫力が出る等のメリットがあります。
・イコライザー調整
イコライザー調整とは、音響を自由にカスタマイズする機能です。
この機能を使うことにより、足音等の特定の音を拾いやすくして、索敵力を向上させる音響調整が可能となります。
最初から用途別に適した設定が搭載されているので、初心者の方でも簡単に使えるようになっています。
・ミキシング機能
ゲーミングアンプの中には、2つの音声を同時に流せる『ミキシング機能』が付いているものもあります。
この機能が付いていると、一つのヘッドセットに「PC音声+PS4音声」等を流せるようになるのです。
通話アプリを使う場合、BGMを好きな音楽に変えたい場合等、様々な用途で使える便利な機能になります。
おすすめのゲーミングアンプ7選
PHOINIKAS T-10
ゲーミングアンプの中から安さで選ぶなら『PHOINIKAS T-10』がおすすめです。
約3,000円程度と非常に安いですし、何も使わないよりは音質が向上するので、値段以上の価値は十分に見い出せるのではないでしょうか。
ゲーミングアンプに1万円以上も掛けたくない方は、この製品から試してみると良いと思います。
対応機はPC/X-BOXは正式にサポートされておりますが、PS4では不具合が多い様なので注意して下さい。
MixAmp Pro TR
『MixAmp Pro TR』はテレビゲーム用途に最適で、ニンテンドースイッチにも対応している数少ないゲーミングアンプの一つになります。
値段は約18,000円程度と安くはないのですが、売れている理由は評判が良いからです。
主要なゲーム機には全て対応していますし、定位も音質も良くなると評価されているので、テレビゲーム用途には一番おすすめします。
また、ミキシング機能も付いている利点もあります。
購入する際は、色によって対応ゲーム機種が変わる点にだけ注意して下さい。
・Black → 対応デバイス【PC/Mac/PS4】
・White → 対応デバイス【PC/Mac/Xbox One / Nintendo Switch】
ヘッドセット『A40』と一緒に購入すると約7,000円も値引きされるため、ヘッドセットを探している方は検討してみると良いでしょう。
Sound BlasterX G5
こちらは『MixAmp Pro TR』と比べると安くはなっているのですが、利用するヘッドセット等によってはノイズが発生してしまう様です。
愛用しているヘッドセットとの相性によって評価が別れる製品…と言うことを考慮して購入を考えてみて下さい。
それでも、値段に5,000円ほどの差があるので、ヘッドセットを新調すると言う選択肢も有りかもしれないですね。
サラウンド対応はPC限定、その他のゲーム機ではサラウンド機能が使えません。
評価的には悪くないのですが、これから買う人には以下で紹介する上位モデルの方がおすすめです。
Sound BlasterX G6
こちらは『Sound BlasterX G5』の機能を強化した上位モデルです。
新たに「Nintendo Switch」とのUSB接続に対応したことにより、アナログ接続よりも高音質でゲームが楽しめるようになります。
さらに、光デジタル入力の「Dolby Digitalデコード」にも対応しているので、「PS4 Pro」等でもサラウンド機能が使えるようになりました。
ただし「Nintendo Switch」ではサラウンド音声が使えない点に注意。
ゼンハイザー GSX 1000
こちらは、ドイツの音響機器メーカーが作っている【PC専用】のゲーミングアンプになります。
最高のゲーミングヘッドセットとして名高い『GAME ZERO』を作っている会社だけあって、このゲーミングアンプの仕上がりも最高です。
値段は約2万円程度と高いのですが、その分、上記で紹介したものよりも確実に優れています。
特に、定位(音のする方向)に関しては抜群の評価を受けているため、FPSゲームで少しでも勝ちたい方には非常におすすめです。
PS4でも認識自体はされるんですけど、正式にサポートされている訳では無いので、PS4での使用目的なら『MixAmp』等を選んで下さい。
・上位モデル『GSX 1200 Pro』
e-Sportsの現場を意識した『GSX 1200 Pro』も発売されています。
こちらは、バーチャルサラウンド機能を有効にしたまま、遅延ゼロでのチーム内ボイスチャットが可能となる「デイジーチェーン接続機能」が追加されています。
これ一台だけで最大8人分のヘッドセットが使える様になるので、複数人でのオフラインプレイ時に便利なゲーミングアンプです。
個人で使用する場合は『GSX 1000』を選びましょう。
まとめ:ゲーミングアンプ対応機器表
ゲーミングアンプ | T-10 | SBX G5 | SBX G6 | MixAmp | GSX 1000 | |
---|---|---|---|---|---|---|
値段目安 | 3,000円 | 11,000円 | 14,000円 | 16,000円 | 20,000円 | |
サ ラ ウ ン ド |
PC | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
PS4 | △ | ○ | ○ | ○ | △ | |
X BOX ONE | ○ | △ | ○ | ○ | × | |
Switch | × | △ | △ | ○ | × | |
音質+定位 | ☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ |